小動物用PET、SPECTによる分子イメージング研究ガイド
更新日:2024年4月19日
第2版として実例集を追加しました。
近年、様々な分子イメージング技術が注目されていますが、特にPET、SPECTは高い感度を持つことや、様々な分子プローブが開発されていること等から、核医学分野のみならず、より広い分野で利用されるポテンシャルを持っています。
理工・ライフサイエンス部会 RI利用推進専門委員会では、分子イメージングの原理や特長に加え、研究フローや参考資料も掲載した初学者向けのガイドを作成しました。
ぜひご活用ください。
2020年3月
(注1)印刷物等に転載するには、転載許可が必要です。
(注2)委員の所属等は執筆時のものです。
対象読者及びコンセプト
本ガイドは、主に医学薬学系の若手研究者や学生で、以下の実験を実施している方を対象としています。また、インビボ発光・蛍光イメージングを実施している研究者で、感度や定量性等がハードルとなり、目的とするデータが取得できていない方の代替手段としても参考になります。
- PET、SPECTで実施される実験の種類
・薬物動態試験・薬力学試験
・薬効評価・病態解析試験
・安全性試験
本ガイドによりPET、SPECTの利用フロー、メリット、得られるデータが理解でき、ご自身の研究プロセスにPET、SPECTが利用できるか判断できるようになります。
目次紹介
- 知識の習得
- 分子イメージング
の概要
- PET、SPECTの有用性
- PET、SPECTの測定
原理、得られるデータ
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- 研究プランニング
- 対象臓器や測定可能な生体機能
- PET、SPECTの比較、選択
- PET、SPECTに用い
られるRI、プローブの入手
- 小動物用と中・大動物用のPET、SPECT
装置の比較、選択
- 実験を行うRI施設の選定、実験サポート例
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- 実験の実際
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- 実例集
- 脳
- 心臓
- 甲状腺
- 骨
- 腫瘍
- 肺
- 腎・副腎・肝
- 感染症
- 細胞トラッキング
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冊子の郵送
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