仁科芳雄博士を偲んで

仁科 芳雄博士

1890(明治23)年12月6日 - 1951(昭和26)年1月10日
岡山県浅口郡新庄村浜中(現・里庄町)出身。

1921年 理化学研究所研究員になった後、サイクロトロンを作製して原子核に関する研究を開始する。

戦後、GHQによって取り払われたサイクロトロンの再建に奔走し、同時に米国へアイソトープの輸入を誓願。仁科博士の粘り強い努力により、1950年4月10日、オークリッジの原子炉で照射されたアンチモン(Sb-125)が理化学研究所(当時は科学研究所)に到着した。

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仁科記念財団蔵

当協会は仁科博士が礎をつくったアイソトープの輸入や全国の研究者への配分、またアイソトープの利用に関する技術の向上や普及を図ることを目的に発足した。

Isotope News タイトル

掲載号 タイトル ページ数
2004年1月-3月 【放射線・RI塾】

仁科博士とその時代(特別講演)
鎌田 甲一

32ページ

2005年4月-12月

【放射線・RI塾】

放射能研究の初期の歴史(連載)
清水 榮

37ページ
2006年1月 【放射線・RI塾】

戦後初のアイソトープ輸入から半世紀
―放射線計測の歩み―
原 禮之助

9ページ

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