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東京電力福島第一原子力発電所事故後、政府原子力災害対策本部が「環境モニタリング強化計画」を決定し、関係機関が実施する環境モニタリングの測定データの取りまとめ及び公表を一元的に実施する機関として、文部科学省を指定しました。
文部科学省は、このモニタリングの強化策として陸域モニタリングの結果に基づく放射線量等マップを作成することとしましたが、この調査のため、多くの研究機関や研究者が協力しました。
前例のない大規模調査を滞りなく実施するために様々な作業を短時間に行う必要がありましたが、実に土壌試料採取に440名、試料測定に340名が参加し、時間との戦いで多くの方々が大変な努力をして調査結果を完成させました。
このような調査の過程の報告は報告書には概略が述べられているだけですが、それぞれの作業を担当した方々の記録を残すことは、大変重要なことであると考え、2013年10月号のRADIOISOTOPES誌では特集として掲載しました。
Vol.62 No.10 (2013)掲載
◆ | はじめに[582KB] |
柴田 徳思 | |
◆ | 福島での系統的な土壌試料採取と測定のはじまりと意義 [2363KB] |
星 正治 | |
◆ | 二本松の調査実施本部の設営とそこでの作業[1016KB] |
齊藤 敬 | |
◆ | 土壌中のγ線放出核種分析による福島周辺放射線マップ [9311KB] |
藤原 守 | |
◆ | 福島の土壌調査から理解できること[10648KB] |
谷畑 勇夫 | |
◆ | 東京電力福島第一原子力発電所事故による環境汚染調査に関する日本学術会議の動き[3005KB] |
柴田 徳思 | |
◆ | 原子核物理学者による環境放射線の大規模緊急測定とそこから学べること[4090KB] |
大塚 孝治 | |
◆ | パイロット調査による131Iの土壌放射線測定[6099KB] |
大塚 孝治, 下浦 享, 恩田 裕一, 篠原 厚, 柴田 徳思 | |
◆ | 地球科学分野における活動と緊急災害時における研究者の対応[3921KB] |
中島 映至, 鶴田 治雄, 滝川 雅之, 森野 悠, 関山 剛, 梶野 瑞王, 渡邊 明, 篠原 厚, 北 和之
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◆ | 試料採取法の確定 [3809KB] |
恩田 裕一 | |
◆ | プロジェクトの立ち上げ[4489KB] |
坂場 成昭 | |
◆ | 放射線量等分布マップの作成に向けた文部科学省原子力災害対策支援本部の対応について[7108KB] |
柴田 徳思 | |
◆ | マップ調査の舞台裏[5292KB] |
斎藤 公明 | |
◆ | 日本分析センターにおける東京電力福島第一原子力発電所事故後の放射性物質の分布状況に関する調査研究[10270KB] |
池内 嘉宏 | |
◆ | 東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター(CNS)の活動[4292KB] |
下浦 享 | |
◆ | 主要なできごとの時系列[1072KB] |
柴田 徳思 |